現実よりも夢のほうが充実してる件
人の夢と書いて儚いと読むが、果たしてそうだろうか。
私はやや快楽主義者寄りなので、もし夢の中が現実よりも充実してるしているなら、ずっと眠っていたいと思う。実際休日暇なときなどは、できるだけ積極的に昼寝をしている。特に眠いわけではなく、そうしているのが一番幸福な感じがするからだ。
夢の内容は、悪夢でなければなんでもよい。重要なのは、充実感。「ああ、私は今活き活きしているなあ」と感じるのが、仕事よりも、趣味よりも、夢の中なのである。
別にこれは悲しい話ではないと思う。むしろ人生のなかで一番の要素が夢というのは、ある意味で幸福なことではないだろうか。なぜなら単純に考えて、人生のなかで最も長く費やすことのできる活動といえば、睡眠にほかならないからだ。もちろん睡眠中ずっと夢を見ているわけではないだろうが、それでもかなりの長い間、自分の好きなことに時間を費やすことができているといえる。
死んでしまったら、おそらく夢を見ることもなくなる。その間にできるだけ多くの夢を見ようとすることは、何かいけないことなのだろうか。